認証工場とは
地方運輸局長から認証を受けた自動車整備工場のことで、確かな技術を備えた整備士が点検・整備を行い、安心して任せられる事業所です。自動車の分解整備を行うには、自動車の構造や装置に関する高度な知識と整備をするための設備及び技術が必要です。そのため、道路運送車両法では自動車の分解整備を行う事業場ごとに地方運輸局長の「認証」を取得しなければならないという認証制度(認証基準)が設けられています。(道路運送車両法第78条)
自動車整備事業を経営するには、地方運輸局長の認証を受ける必要があります。認証を受けていない者が自動車の分解整備事業を行うことは違法行為です。違反すると50万円以下の罰金が科される場合があります。
看板は国から認証を受けたしるし
メンテナンス・修理・車検を頼む場合、どこで受付をするにしても、実際に作業をするのは整備工場です。そして、国から認証を受けた工場でないとバイクの分解整備はできません。
これは、高度な知識・設備・技術が必要であること、分解整備によって自動車の安全や環境の保全が図られるという重要性から、認証制度が法に定められているからです。「認証工場」とは、地方運輸局長から認証を受けた工場のことで、確かな技術を備えた整備士が点検・整備を行い、安心して任せられる事業所です。スタッフの資格や人数、工場の広さや設備機器、資金の基盤などの細かな基準が定められています。
分解整備とは、原動機、動力伝達装置、走行装置、操縦装置、制動装置、連結装置を取り外して行う自動車の整備又は改造をいいます。(道路運送車両法第49条第2項、同施行規則第3条)
国から認証された整備工場に掲げてあるのが、この「認証看板」です。この看板は、国で定められた基準によってバイクを点検し、皆様が安心して乗れるように必要な整備をしてくれる工場のしるしです。認証または指定を受けてない工場は、エンジンを取り外して行う作業、ブレーキの分解して行う作業、ハンドル等かじ切り装置を取り外して行う作業などを禁止されています。